2023/1
先日車の運転中に思ったことがあります。
交差点で青信号になり、右折するため、中央近くまで進みました。もちろん直進車が優先なのでしばらく待つことになるのですが 直進車の間が少し開く時があります。
その間で右折できるので、自然に右方向へハンドルを切ります。
その時頭の中でどういうことが行われているかというと、当然右側の車の状態、歩行者の有無は、はっきりと認識しています。さらに、直進してくる車がどの程度の速さで向かってきているのかを、左の目で感覚的に捉えています。更に、自分の右折のスピードがどの程度でできるのかを経験上で認識しています。
車の運転をされる方ならわかると思いますが、瞬間的にこれだけのことを同時に行なっているのです。
この状態は、自分を含めた上で周りの状況を俯瞰していることになります。
周りの状況だけ見ていると、なかなか動けず、行けるチャンスが遠のいていくでしょう。
信号機のついた交差点でのことなので、いずれは右折できるので焦ることではないのですが、人の脳はこれだけの作業を瞬間的に行なっているのだと改めて気づいたのです。
この俯瞰するという行為は、私たちの生活の中で日常的に行われているのかもしれません。上手くできている場合はいいのですが、往々にして相手のみに気を取られたり、自分のことのみに気を取られたりしてしまいがちです。
相手を責めたり自分を責めたりという状況は、上手く俯瞰できていない状態だとも言えるでしょう。
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